奄美大島の川
生命のゆりかご、マングローブ
生命のゆりかご、マングローブ
マングローブは、亜熱帯から熱帯にかけて分布するヒルギ類などの総称で、奄美大島中南部の河口部には、沖縄西表島に次ぐ国内で2番目(約71ha)のマングローブ林が広がる。汽水域のため300種類以上の様々な生物が生息。林内は主にオヒルギ(日本の北限)と、メヒルギ(大群落の北限)が占め、100万年前から 生き続けるリュウキュウアユのほか、オキナワアナジャコ、ノコギリガザミ、ミナミトビハゼ、ミナミコメツキガニ、シオマネキ類などのほか、野鳥や多くの稚魚が食物連鎖を繰り返している。
写真・解説/ホライゾン編集室