奄美の海の生物たち
奄美の海の恵みに感謝(エッセイ)
森に目立った狩猟動物がいない奄美では、昔から海に糧を求めてきた。
奄美群島の海には黒潮が入り込み、特に奄美大島では、森や川からの栄養豊かな水が海へと流れ出します。外洋に面しているサンゴ礁のほか岩礁域や内湾、マングローブ域や海岸には、それぞれの環境に適した多種多様な生物が生息し、魚類で約1600種、サンゴ類も約400種が分布しています。
またウミガメやクジラ類なども回遊し、アマミホシゾラフグなどの新種の発見もされて、世界的なニュースになっています。
奄美の海の生物たち
森に目立った狩猟動物がいない奄美では、昔から海に糧を求めてきた。
奄美の海の生物たち
奄美大島では、西側を北上する暖流である黒潮の影響で、世界的にも高緯度にサンゴ礁が形成されている。
奄美の海の生物たち
近年、奄美群島各地の沿岸では、若いアオウミガメの生息数が増加し、のんびりと海草を食む様子やサンゴの間でお昼寝している姿を観察するウミガメシュ…
奄美の海の生物たち
夏の間はロシアのカムチャツカ半島周辺海域でオキアミや小魚を食べて過ごすザトウクジラは、冬に繁殖や出産、子育てのために奄美群島に来遊する。
奄美の海の生物たち
奄美大島の南部にある大島海峡は、波穏やかで複雑に入り組んだ海岸線や潮通しがよいことから生物の種類が豊富で珍種が多く、比較的浅い水深で生物が観…
奄美の海の生物たち
地球上に棲む貝の種類はおよそ11万種類。そのうち日本産が1万種のなかで、奄美近海種は約3,000種ともいわれている。