物語の島
島々の妖怪
ケンムンは奄美独特の妖怪だ。身長は小さい子供くらいで体は痩せていて、全身が赤い毛におおわれ、手足が異様に長い。
深い闇があったころ、島々のいたるところには、神や妖怪が住んでいました。人々は自然に感謝しながら神に祈り、妖怪を畏れつつ共に暮らしてきたのでした。それらは口伝えに子や孫へと伝えられて、様々な物語が紡がれてきました。
物語はいつも「昔、あたんちゅかな(昔、あったそうな)から〜」から始まります。自然を愛し、自然を畏れ敬ってきた島の人々。その語り口は島言葉のやさしさにあふれています。
物語の島
ケンムンは奄美独特の妖怪だ。身長は小さい子供くらいで体は痩せていて、全身が赤い毛におおわれ、手足が異様に長い。
物語の島
奄美の島々には様々な民話(神話、伝説、昔話)が数多く伝わっている。これらは奄美の言葉で語られ、何百年もの間、人々の心をつないで伝えられてきた…
物語の島
奄美の島々にはさまざまな民話(神話、伝説、昔話)、民謡、わらべうた、ことわざなどが伝わっている。
物語の島
奄美では、ハブラ(蝶や蛾)は逝った人の霊魂だと信じられている。島の人々は脱皮する力をもつ蝶の姿に再生し、永遠に生きたいという思いを託した。
物語の島
奄美では、暮らしのなかで培われてきた教訓を口づてに子や孫に伝えてきた。ことわざは地域によって少しずつ表現や発音の違いがあるが、現代に通じるも…