奄美大島の森/動物
両生類
奄美の両生類
両生類もほとんどの種類が本土と異なり、イボイモリは外見からも古い地質時代の遺残種であることがわかる。
また、カエル類は種類が9種類(オットンガエルBabina subaspera、アマミイシカワガエルOdorrana splendida、アマミハナサキガエルOdorrana amamiensis、リュウキュウカジカガエルBuergeria japonica、リュウキュウアカガエルRana okinavana、アマミアオガエルRhacophorus viridis amamiensis、ヌマガエルFejervarya limnocharis、ヒメアマガエルMicrohyla okinavensis、ハロウェルアマガエルHyla hallowellii)と多く、森林性の大型カエルは貴重種。
イボイモリ(Echinotriton andersoni)
原始的な形態を残し、「生きた化石」ともいわれる。鹿児島県指定天然記念物
オットンガエル(Babina subaspera)
体長14㎝にもなる非常に大きなカエル。前足が5本あるのが特徴。主に夜に活動し、咳払いのような大きな声で鳴く。奄美大島と加計呂麻島のみに生息。鹿児島県指定天然記念物
アマミイシカワガエル(Odorrana splendida)
奄美大島の沢の源流に生息。背中に金色の斑紋があり、日本で一番美しいカエルといわれている。鹿児島県指定天然記念物
アマミハナサキガエル(Odorrana amamiensis)
リュウキュウアカガエル(Rana okinavana)
アマミアオガエル(Rhacophorus viridis amamiensis)
リュウキュウカジカガエル(Buergeria japonica)
ヌマガエル(Fejervarya limnocharis)
ヒメアマガエル(Microhyla okinavensis)
ハロウェルアマガエル(Hyla hallowellii)
学名対応表(爬虫類・両生類)をダウンロード(pdf:85KB)
写真/浜田太