奄美大島の森/植物
奄美大島の固有植物たち
過去に大陸との結合や分断を繰り返してきた奄美大島には数多くの固有植物が見られる。住用川の渓流沿いの特異な環境に適応進化したアマミスミレ、アマミアワゴケ、ヒメミヤマコナスビなどの矮性化した植物、そして短期間に種分化を起こしたフジノカンアオイ、トリガミネカンアオイ、グスクカンアオイなどのカンアオイ類、そして湯湾岳山頂付近のみ生育するアマミアセビ、アマミヒイラギモチ、奄美大島南西部に局所的に分布するワダツミノキ、アマミカジカエデなど実に様々な固有植物が見られるが、これらの奄美大島の宝というべき固有植物たちのほとんどが絶滅の危機に瀕しているのが現状である。奄美諸島を含む琉球諸島は今年、世界自然遺産登録が期待されるが、これらの固有植物が自生しているからこそ世界自然遺産に相応しいのである。






